中国中央銀行、人民元の国際的使用が緩やかに推進

出典:人民日报 作者:趙成 掲載時間:2017-10-23
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中国人民銀行(中央銀行)は10月17日に「2017年人民元国際化報告」を発表し、「2016年に人民元の国際的場面での使用が緩やかに推進され、グローバル金融システムの中で人民元は安定した地位を維持した」と指摘した。

同報告によると、16年末現在、世界の18ヶ国・地域が人民元適格域外機関投資家(RQFII)の投資枠を獲得し、投資額は1兆5100億元(1元は約17.1円)に達した。域外機関投資家407社が銀行間債券市場への参入を認められ、市場への投資の登録規模は1兆9700億元に上った。

これと同時に、人民銀行が36ヶ国・地域の中央銀行や金融当局との間で二国間通貨スワップ協定を締結し、協定の規模は3兆3千億元に達した。23ヶ国・地域で人民元決済システムが構築され、カバー範囲は東南アジア、欧州、中東、北中南米、オセアニア、アフリカなどのエリアに及んだ。速報値の統計によると、これまでに約60ヶ国・地域が人民元を外貨準備に組み込んだ。

報告は、「今後は中国人民銀行が為替相場の市場化改革の方向性を引き続き堅持し、人民元レート市場化形成メカニズムをさらに改善し、為替相場の弾力性を徐々に強化し、グローバル金融システムの中の人民元の安定した地位を維持していくことになる」と強調した。

10月12日、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は人民日報の取材に答える中で、「中国経済の成長にともない、人民元の使用頻度が絶えず向上し、人民元の国際化プロセスが引き続き加速し、人民元は中国が世界のリーダーの役割を担う上での一つの要素になるだろう」と述べた。

2016年10月1日、人民元はIMFの特別引出権(SDR)を構成する通貨バスケットに正式に採用され、このことは人民元国際化の重要な一里塚とみなされた。国際銀行間通信協会(SWIFT)がまとめた統計によると、16年12月に人民元は世界6位の決済通貨になり、市場シェアは1.68%に達したという。

10月12日、人民日報の記者が国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事をインタビューした。(撮影:呉楽■<王へんに君>)

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